きっかけは歴史にあった
この和山・観音堂トレッキングコースの整備が行われたきっかけは明治16年に熊沢町内で起きた大災害でした。岳山(たけやま)と言われる険しい山が崩落し、熊沢集落の過半が被災、8名が死亡、48戸のうち13戸が損壊、水害により8割の住民が移転を要する状況だったそうです。
災害の防止に関心をもってもらい、そしてこの大災害を後世に伝えたいという思いからこのトレッキングコースの整備がはじまりました。
平成24年よりにいがた緑の百年物語緑化推進委員会の「緑の基金」をいただきながら、シニアの会が中心となり整備を行ってきました。↑整備報告会の様子
はじめに整備報告会を行いました。熊沢の歴史や整備をするきっかけなどをスライドや写真を使い説明されました。たくさんの方の協力で何年もかけて作られたコースだと知ることで、より興味深く山歩きを楽しんでいただけると思います。
報告会終了後いよいよ和山観音堂トレッキングコースを歩きます。
今回は区内外より24名の方にご参加いただきました。誠に有難うございます。
ガイドの西山さんを先頭に季節の草花や木、尾根からの景色、十一面観音立像、七本大杉などたくさんの景色を楽しんでいただけたと思います。
このコースは緩やかな道かと思えば、ロープを使いながら昇る険しい傾斜もあり
いろんな顔をみせてくれる歩きがいのあるコースです。
みなさまケガもなく無事に山を下りてこられました。
などたくさんの感想をいただきました。
また、みなさんのご意見を参考に改善を検討し、より安心・安全な遊歩道として長く親しまれる場所になるよう「NPO夢あふれるまち浦川原」と「熊沢町内会」とが協力し合い努めていきます。
今後ともご理解ご協力お願い致します。
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