和山・観音堂トレッキングコース

2012年から熊沢町内会の皆様の手により整備活動が開始され、少しずつ階段や橋を設置し昨年オープンしました。これは「緑の基金」と「上越市地域活動支援事業」の支援を受けて実現したものです。熊沢の集会所出発・到着拠点とし山中を1周するコースです。季節の木や花も美しく、木造十一面観音像や熊野神社など歴史を感じるスポットもたくさんあります。1周3.6ｋｍ(約2時間半)と短いコースですが、山間部の険しい場所もありトレッキングの面白さを味わえます。
　初めての方や、団体での利用、トレッキングコースをより深く楽しみたいという方にはガイド付きが安心でおすすめです。山を熟知しているガイドさんの話を聞きながらのトレッキングは、山の魅力を2倍も3倍も楽しめること間違いなしですよ♪

　

熊野神社の7本杉　推定樹齢は３５０年以上！！

明治16年（1883）に集落で”大崩れ”と呼ばれる甚大な地すべり災害が起きました。お寺の古文書によると熊沢村の半数以上が被害に遭いました。人々は懸命に村を再興し、災害の歴史を語り継いできました。しかし現在、町内の人口は１１３名でそのうち半数以上が６５歳以上の高齢者です。高校生以下は１４名と少子高齢化が進んでいます。人口が減るにつれ田畑の管理する人も減り、放棄された土地が増加し防災の観点からも問題になっていました。
　そこで緑の基金を活用し荒れた旧農道を再生するためトレッキングコースとして整備し、同時に地域の歴史をたどれる道にしようと2012年から整備活動を始めました。
今後もたくさんの方にこの土地の歴史や自然の美しさを知っていただきいと考えております。
募金箱を設置する予定ですので訪れた際には維持管理にご協力お願い致します。